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TEACCHプログラムを見学してきました。

TEACCHとは、

Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped CHildren(自閉症及び近縁のコミュニケーション障害の子どものための治療と教育)のことで、ノースカロライナ州チャペルヒルにある、UNC大学のショプラー教授が開発し、世界的にも有名なプログラムとのこと。日本でも、関連書籍が多数出ていたり、研究会や実践されている機関もある様子です。

ノースカロライナに来るまでは、TEACCHの存在を知らなかったのだけど、渡米前に知り合いの小児精神医学を専門にされている先生より教えていただき、昨日、Chapel Hill TEACCH Centerを見学に行ってきました。

Parent Mentorとして働いているRuth Thomasonさんに、TEACCHの考え方、どのようなプログラムを行っているか、システム・施設の説明、実際に使っている道具など見せていただきました。

自閉症・コミュニケーション障害がある子供達の特徴を的確に一人一人捉えて、効果的に意思疎通をして教育する方法だと思いました。
特に興味深かったのは、「構造化」の考え方です。
構造化とは、「自閉症の人達の特性や機能に合せて環境の方を変更(構造化)し、構造化された教育を行なう。」とのことで、たとえば、具体的には、抽象的な言葉やサインが理解しにくい子に対して、
「ご飯を食べようね」は、スプーンを実際に見せて伝える。それができたら、スプーンの写真のカードを見せる。それができたら、スプーンの写真にスプーンという文字のあるカードを見せる。それができたら、スプーンという文字のカードを見せる。
同様に、「トイレに行こうね」はトイレットペーパーを見せる。
「お風呂に入ろうね」は、バスタオルを見せる。
「外に行こうね」は、靴を見せる。
など、あいまいな表現・抽象的な表現・変わる表現を避け、その子がなじみやすい理解できるサイン・決め事を作って伝えるやり方です。
このような伝え方は、自閉症の方のみならず、外国人や異文化の方、ご高齢者、子供などなど、言葉や文化や感覚j、認識の仕方が異なる方たちと、効果的なコミュニケーションができる方法とのことです。
たしかに!と納得。
当たり前のことのようで、気づかず、ディスココミュニケーションが生じてしまっていることが自分も含めて、多々ありますよね。
TEACCHのポリシーのひとつに、「自閉症の人達の特性を文化ととらえ共に生きる。」という考え方があり、多民族国家、人種のるつぼのアメリカの経験から生まれた考え方だなと思いました。
Dsc05487on という抽象的な前置詞を学ぶために、具体的な卵や皿やカードを使って学習していく例です。
手作りのこのようなおもちゃや道具がたくさんあって、すばらしく、興味深かったです。

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コメント

ご無沙汰しております。
帰国されるのですね。
先日テレビで高知能自閉症の方が自分や似たような方の状態を理解してもらうために本を出版したことを取り上げていました。

当人にとっては一般社会が異星に思えるようで、”宇宙人から見た…”というような感じのタイトルでした。

言葉や事象をそのまま捉える特徴があるため、しばしばKYになってしまうようです。

帰国されたらこのブログは閉じてしまうのでしょうか?
また棗HPにお邪魔しに行きます。

投稿: みどり | 2009年8月20日 (木) 21時34分

お久しぶりです!
お元気ですか?
コメントありがとうございます☆

こちらのブログはノースカロライナ版なので、これから鎌倉・日本での活動や記事は、新しく作ったブログにUPしていく予定です。
(アメリカの思い出、書きそびれたことなど、このブログに時間があったら書いていきたいとも思っています。無精者の私にできるかな??)
ではまた♪

あおい

投稿: 管理人 | 2009年9月14日 (月) 14時27分

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